梅雨時の皮革メンテナンスと注意点について

梅雨時は水濡れや湿気など、革製品にとっては心配事が多い季節でもあります。
そこで今回は、この時期の革製品のお手入れについてご案内いたします。
水濡れ時の対処や注意点を知っておくことで、安心して永くお使い頂けます。

革が水に濡れてしまった場合

雨の日のご使用などで革が濡れてしまった場合は
なるべく早く乾いたタオルで優しく叩くようにして水気を除き
風通しの良い場所で陰干しします。
濡れた状態の皮革の表面は摩擦に弱くなっていますので
強い力で擦ったりしないようにお気を付けください。
保湿効果のあるケアオイルやデリケートクリーム等を全体に薄く塗り広げ、しばし置き浸透させます。
(皮革が半乾きの時に塗り込んでおくのも効果的です。)

保湿ケアクリーム: M.MOWBRAY
デリケートクリーム(1MM-dcream60)/アニリンカーフクリーム(1MM-accream60) 各¥1,080

皮革が乾いたら、最後にブラッシング・柔らかい布で乾拭きをして仕上げます。
ドライヤーや暖房器具などによる急乾燥は、ひび割れや痛みの原因になりますのでお避け下さい。
また、お出かけ時のお天気が気になるときには
あらかじめ皮革用防水スプレーをご使用いただくのもおすすめです。

:CORBO.オリジナル コバ磨き付 馬毛ブラシ
小物用 74mm (1MN-brush74)¥2,160/鞄用 120mm (1MN-brush120)¥3,240

皮革用防水スプレー:Collonil 1909シュプリーム
プロテクトスプレー(1CO-protectspray)/ワックススプレー(1CO-waxspray)各¥2,160

汗に含まれる成分も、革にとっては大敵です。
艶を消し、表面に水膨れを作るなどのダメージ・変質を起こしてしまいます。
一度ついてしまった水膨れ痕は、もとどおりにはなりませんので
夏場などの汗ばむ季節は、長時間ヒップポケットに入れてのご使用は避けて
鞄に入れてお使いいただくことをお勧めいたします。
また、お財布は靴や鞄と違い、手で触れることやポケットやバッグの中に入れる頻度が多い為
防水スプレーはすぐに取れてしまいます。
(バッグなどの日常の使用頻度でも、防水スプレーの効果は1週間〜10日間程です。)

CORBO.では全ての商品のお修理やメンテナンスを承っておりますので
ご自分でメンテナンスするのが不安という方は、どうぞお気軽にご相談下さい。
→ CORBO.HP お問い合わせフォーム

* 皮革のメンテナンスは無料で承っております。

メンテナンス方法は動画で解説しております。
こちらもぜひご参考にご覧ください。

それでは次回は、この時期活躍する
皮革用防水スプレーについて解説いたします。

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