オイルを塗り込みじっくりと馴染ませた馬革のしっとりとした質感がたまりません。
車輪(wheels)をモチーフにした円筒形フォルムが印象的。
目を引くこと間違いなし。
メインポケットのファスナーを開けました。
内装は滑りのよい生地を採用しています。
同シリーズのequines 束入れ (横) 1LE-0307を収納してみました。
ファスナーも大きく開くため、長財布などもさっと出し入れが可能です。
メインポケットの隣には便利なサブポケットを装備。
ここは、小さめの財布やパスケース、スマートフォンなど小物の収納に便利です。
実際に収納した場合の様子をチェックしてみましょう。
収納する内容は
レンジファインダーカメラ×1、コンパクトカメラ×1、スマートフォン(画面サイズ5.5インチ)×1、薄型の折財布(スマートウォレット1ld-0239)×1、フェイスタオル×1
を収納してみます。
先ずは、メインのポケットにレンジファインダーカメラとコンパクトカメラを収納。
まだまだ余裕があります。
さらにフェイスタオルを収納。
丁度良く収まりました。
最後に、サブポケットへ
スマートフォン、薄型の折財布を収納。
丁度良い具合に収まりました。
文庫本より多少大きいサイズの本が収納可能です。
幅が広めの重厚なベルト。
ショルダーベルトは、アジャスター金具で長さを無段階に調節可能。
バックルと2か所でそれぞれ調整が可能です。
この金具は、職人が一点一点手作業で焼き付けを行い作り上げています。
さりげなく寄り添う重要な「鉄」の部品。
この小さな金具には、鉄ならではの絶妙なグラデーションが付けられています。
30年以上にわたり鉄属加工をされてきた熟練職人が、溶接用の強力なバーナーで金具の角だけを500°C程まで熱し、絶妙な加減で一つ一つ素早く焼き付ける事で鉄特有の表情を引き出します。
味のある馬革に「鉄の金具」がより一層の趣を与えています。
メインポケットのファスナーは、YKKの大きいスライダーと革の引き手により独特の存在感を放ちます。
ベルトの長さを見てみましょう。
モデルは183cmです。
上の写真はベルトを最大まで伸ばした状態です。
丁度、腰のあたりに収納部が来ました。
上の写真は、ベルトを半分まで短くした状態です。
この長さの状態で、背負う時にギリギリのサイズでした。
まだ短く出来るので、色々な使い方に対応できます。
equinesの馬革素材は、使い込むにつれ少し光沢が現れ、また違った魅力が生まれています。
エージングが進む前後での表情の変化が楽しむことができることが、革素材の魅力。
カジュアルな雰囲気の中に上質な質感を持った馬革。
年代を問わず使用できる、遊び心あふれる一品です。
equines(イクワインズ・馬達)
輸入原皮を日本で丁寧に鞣し、染色を終えた馬革に、オイルを塗り込みじっくりと 時間と日にちをかけて馴染ませます。この作業を繰り返し行う事で染料を閉じ込め、 透明感のある表情としなやかで味のある皮革に仕上げています。
馬革は繊維が緻密で肌理が細かく、銀面はシボの少ないなめらかな表情。裏面はビロードの様です。使い込むほどに張り付くように馴染んでくれます。非常に軽く丈夫なので、古くからフライトジャケットやライダースジャケットなどに 多く使われて来ました。
しかし、馬は活発な性格の動物で、体毛が短いことも原因して繊維が良い反面、とてもキズが多いのが特徴です。コードバン層のある臀部以外は厚みが無く、コードバンを取った前の部分は少量の良質なもの意外はほぼ傷があるために、顔料を塗ったり、ワイルドな表情に加工してカジュアル向けに使われています。 どの場合でも、もともと繊維が強く肌理細かいので、使い込めばしなやかに馴染んでくれる皮革です。
Equines(イクワインズ)はこの傷を前面に押し出す事でデザインに取り込み、 純粋に馬革の質の良さを楽しめる、シンプルで無駄の無い機能的なバッグに仕上げました。
傷には擦れなどが多く、これらの形や染まり方の違い、ツヤの違いは千差万別でまさに個性意外の何ものでもありません。 とても強いコンセプトに基づいて前面に大きく配置していきます。 多脂加工でトーンが落ちるため、下地の色を薄くし色落ちを減らす事で際立つ染料素上げの面白さも下地とトップの色をかえる事さえも、すべてコンセプトの表現へと繋がります。