印象的な真鍮の金具と、皮革とのコンビネーションがたまりません。
今回はブラウンとレディッシブラウンにてご紹介します。
裏側も皮革と真鍮の金具とのデザインが印象的な作りとなっています。
イアリアンレザーは、使い込むにつれ艶が現れると共に色にも深みが増してきます。
真鍮の金具も皮革と共に味わいが出てきます。
内装も外装と同じく味わい深く変化するイタリアンレザー仕様。
新設計の [極小レバーナスカン] を採用し、標準仕様が4連となります。
こちらはご注文時に増減も可能です。
また、釣針型金具はベルトループに掛けアクセサリー感覚で身に着けて使用することもできます。
重厚感のある真鍮削り出しのホイールは、レバーナスカンを360度回転させることが出来るので、取り扱いがしやすいのが特徴です。
極小レバーナスカンに4つの鍵を取り付けるとこの様になります。
鍵を使う際もこの様にスムーズに回転するので扱いが楽に出来ます。
上側から見るとこの程度の空間を確保しています。
ある程度の厚みのある鍵を収納した場合でも収納が可能です。
下側から見ますと、約6.2cmの鍵を収納した場合はこの程度に収まります。
下部が開いている形状ですので、さらに長い鍵も収納が可能です。
新設計の [極小レバーナスカン] は、このように大きく開きます。
改良を重ね続け、従来の金具より強度と耐久性が増したCORBO.オリジナル部品となります。
このようなデザインのパンツの場合には、ベルトループやベルトに掛け、ポケットに収納する事も可能です。
使い続けるにつれ、日々変化していく皮革の変化が長い年月と共に楽しめる逸品です。
SLATE(粘板岩 青灰色)
槍のように聳え立った山の麓の村で彼とは出会った。
その山にとりつかれ単身海を渡り、村に住み着いた。
冬に気温が下がり岩盤が硬く凍りつかなければ頂上にたどり着けない、険しい山だと話してくれた。
前を向いたまま、やり残したルートがある、と彼は自分の歳と脚を擦りながら言い、こちらに顔を向けにこりと笑ったのだ。
たった一晩一杯の酒を共にしただけなのだが、彼の事は山を背にした村で家々の屋根が冬の陽光に輝いていた風景と共に強く焼き付いてしまっている。
【Material】
イタリアンオイルレザー(バケッタ製法によるベジタブルタンニン鞣)
イタリアの伝統製法、バケッタ製法でベジタブルタンニンと天然素材で鞣された皮革を使用しています。腰も味もオイル感も絶妙で、なによりもこの皮革の表情の変化は皮革らしい深みをもっています。使い始めてすぐに実感できるほど艶がでやすく色も深みを増していきます。
【Design】
良い皮革を重ね合わせシンプルで素朴な小物を作りました。皮革の特徴を活かし、切れ目のコバは一本一本すべて手磨きを施していますので焼けた様な表情がついています。 外面の2本のステッチは糸の太さ、縫いのピッチを変えています。内側の細く細かいステッチは芯材や裏地などをとめています。外側の太いステッチは皮革のみをまとめています。これにより使い込んでもぼろぼろと芯材や裏地が出てくる事がありません。
スレートは使われてから完成すると言っても良いと思います。意図的にホックのアタリをだしたり、ステッチの色を濃くしたり、薄くしたり使われてからの配慮を施しています。
細工のアタリやカード、小銭のアタリまで楽しんでください。