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艶やかに磨かれた皮革 英国らしい紳士的品格を感じさせる静かな貫禄
face -Bridle Leather- 束入れ(小銭入れ付) 1LD-0236
植物性タンニンによりじっくりと手間ひまをかけて鞣された本ヌメ革。この原皮を職人が一枚一枚ヘラで革の表面を平らにならし磨き上げて行くことで、この素材特有の滑らかな表情を生み出しています。さらに熟練の手仕事・伝統的手法により、染料や特別にブレンドされたワックスやオイルが丹念に塗り込まれ製造されている皮革です。細やかな機能性と、お札やカードなどの収納力が魅力です。
今回は、ヘーゼルにてご紹介します。
皮革の光沢が美しく、手にすると重厚感が伝わってきます。
内装は一見ベーシックな作りでありながら、
ブライドルレザーとイタリアンオイルレザーの風合いが異なる皮革のコンビネーションと、
曲線を活かしたカードポケットのデザインが目を引きます。
実際に収納した場合の様子をチェックしてみましょう。
収納する内容は
カード×10枚、紙幣×5枚、コイン五百円玉×3枚、百円玉×5枚、十円玉×5枚。
コインケースは充分な広さがあり、コインの枚数がすぐに確認出来るような余裕があります。
メインのカードポケットは10枚と余裕のある収納力。
お札の収納は、大きく開くマチ付きの収納と合わせ2つあります。
全て収納するとこの程度の厚さとなります。
一般的なサイズであるパンツのポケットに収納してみました。
バッグの場合は大きめのポケットへの収納となります。
ビジネス・カジュアルそれぞれのファッションに合わせても、独特の存在感を放ちます。
Bridleとは
Bit (轡・くつわ/銜・はみ)
Headstall (面繋/羈・おもがい)
Reins (手綱・たづな) など乗馬の時
馬の頭部に着ける馬具 (馬勒・ばろく)を意味します。
この『馬勒』を作るために作られた強靭な皮革が
『Bridle Leather・ブライドルレザー』と呼ばれます。
『bridle Leather・ブライドルレザー』は騎手と馬の意思伝達や
馬を制御・抑制する命綱とも言える道具、馬勒(ブライドル)を作る為に
産み出され、永い間継承されてきた伝統ある皮革です。
馬具の為に作られた皮革なので性格はまさに質実剛健。
小物や鞄用に作られるオイルヌメ等とは大きく皮革の性質が異なります。
部品の加工や縫製、磨きなどの仕上げまで、ブライドルレザーの性質を
良く理解し、さからわず添うように形を作り上げなくてはなりません。
イギリス紳士を想わせるこの皮革は、デザインに余分な奔放さを許さず
導く様に形が姿を現したという印象です。
Bloom (ブルーム)からはじまる若さと強靱・硬質な時期から
ブルームが取れ、馴染み、傷つき、ツヤを増し、使い込まれ
メンテナンスを繰り返す時間の中でも、その色艶は気品を失わず
静かな貫禄をたたえはじめます。
他とはくらべられない皮革である事は、手放せなくなったその頃に
向かい合える友の様な存在となってしみじみと理解できるでしょう。