Staff reviews items
艶やかに磨かれた皮革 英国らしい紳士的品格を感じさせる静かな貫禄
Bridle Leather セカンドバッグ 8ZD-8101
植物性タンニンによりじっくりと手間ひまをかけて鞣された本ヌメ革。この原皮を職人が一枚一枚ヘラで革の表面を平らにならし磨き上げて行くことで、この素材特有の滑らかな表情を生み出しています。さらに熟練の手仕事・伝統的手法により、染料や特別にブレンドされたワックスやオイルを丹念に塗り込まれ製造されている皮革です。洗練された大人の品格。
今回は、新品のダークグリーンにて全体を見ていきます。
A5サイズが収納可能な使い勝手の良いサイズ感です。
皮革の光沢が美しく、重厚さが手に伝わってきます。
初期段階ではじっくりと染み込ませたオイルが白く浮き出てきています(ブルーム)
使い込む程にブライドルレザー独特の色が深くなると共に、艶を与える役割となってます。
ブラシや布等で磨くことで美しい艶が表れます。
持ち手がついており、デザインのアクセントと共に持ち運びが楽に出来ます。
実際に収納した場合の様子をチェックしてみましょう。
収納する内容は
A5ノート×2冊、札入れ(1LD-0237)×1、パスポート×1、スマートフォン×1。
全体のデザインとマッチするファスナーの引手が印象的。
ファスナーの引き手はホックのツマミを引くことでロックを外すことができます。
ファスナーを全て開けた状態です。
付属の内装フラットポケットは、ホックで装着されており取り外しが可能です。
このポケットには、パスポートやスマートフォンなど薄手の物を収納できます。
A5ノートを収納します。
横幅にも余裕があり出し入れが楽に出来ます。
その横へ札入れ(1LD-0237)を入れます。
さらにスマートフォンを差し入れます。
全て収納しました。
丁度良い位の収納感となりました。
底面はこのような作りになっています。
バッグの下を手で支えるように持つとこのような感じになります。
また持ち手を使う事で、荷物が多いい場面でも安心して持つことが出来ます。
ビジネスシーンや冠婚葬祭等の、フォーマルシーンでの活躍はもちろん 日々のコーディネートのワンポイントにも、装いを引き立てます。
Bridleとは
Bit (轡・くつわ/銜・はみ)
Headstall (面繋/羈・おもがい)
Reins (手綱・たづな) など乗馬の時
馬の頭部に着ける馬具 (馬勒・ばろく)を意味します。
この『馬勒』を作るために作られた強靭な皮革が
『Bridle Leather・ブライドルレザー』と呼ばれます。
『bridle Leather・ブライドルレザー』は騎手と馬の意思伝達や
馬を制御・抑制する命綱とも言える道具、馬勒(ブライドル)を作る為に
産み出され、永い間継承されてきた伝統ある皮革です。
馬具の為に作られた皮革なので性格はまさに質実剛健。
小物や鞄用に作られるオイルヌメ等とは大きく皮革の性質が異なります。
部品の加工や縫製、磨きなどの仕上げまで、ブライドルレザーの性質を
良く理解し、さからわず添うように形を作り上げなくてはなりません。
イギリス紳士を想わせるこの皮革は、デザインに余分な奔放さを許さず
導く様に形が姿を現したという印象です。
Bloom (ブルーム)からはじまる若さと強靱・硬質な時期から
ブルームが取れ、馴染み、傷つき、ツヤを増し、使い込まれ
メンテナンスを繰り返す時間の中でも、その色艶は気品を失わず
静かな貫禄をたたえはじめます。
他とはくらべられない皮革である事は、手放せなくなったその頃に
向かい合える友の様な存在となってしみじみと理解できるでしょう。