今回は、いくつかのカラーにて使い勝手を見ていきます。
こちらはレディッシュブラウンです。
太さの違うステッチや、かぶせ部分のホックのアタリも存在感を出しています。
裏側はこのようになっています。
イアリアンレザーの質感に圧倒されます。
読んでいる間手に持ち続けるからこそ、この手触りがたまりません。
使い込むにつれ艶が現れ色に深みが増していきます。
ダークブラウンの内装です。
内装も外装と同素材、同色の総革仕立てになり重厚感も抜群です。
特徴的なかぶせの曲線デザインは、開閉の際に手に優しくフィットします。
こちらはブラウンです。
革紐のしおりです。
先にはCORBO.アイコンである引き手が付けられています。
実際に収納した場合の様子をチェックしてみましょう。
収納するのは、厚み約1.6cmの文庫本。
先ずは、片方の表紙を差し込みます。
もう片方の表紙を差し込みます。
しおりはこのように使います。
文庫本カバーに限らず手帳やダイアリー、ノートブックのカバーとしても お使い頂けます。
(A6サイズのレフィルに対応できます。)
上下を逆に使う事も出来るので、本により使いやすい方を選ぶ事が出来ます。
厚み約1.6cmの文庫本収納した状態です。
こちらはブラックです。
包み込むカバーは、ホック開閉式になっており
本の暑さに合わせ2段階の調節ができます。
対応サイズは、縦15.5cm×横10.5cm×厚み2cmまでとなります。
革のバッグに合わせることで重厚感抜群です。
コートのポケットに入れる事が出来るので、読書がより気軽に楽しめます。
SLATE(粘板岩 青灰色)
槍のように聳え立った山の麓の村で彼とは出会った。
その山にとりつかれ単身海を渡り、村に住み着いた。
冬に気温が下がり岩盤が硬く凍りつかなければ頂上にたどり着けない、険しい山だと話してくれた。
前を向いたまま、やり残したルートがある、と彼は自分の歳と脚を擦りながら言い、こちらに顔を向けにこりと笑ったのだ。
たった一晩一杯の酒を共にしただけなのだが、彼の事は山を背にした村で家々の屋根が冬の陽光に輝いていた風景と共に強く焼き付いてしまっている。
【Material】
イタリアンオイルレザー(バケッタ製法によるベジタブルタンニン鞣)
イタリアの伝統製法、バケッタ製法でベジタブルタンニンと天然素材で鞣された皮革を使用しています。腰も味もオイル感も絶妙で、なによりもこの皮革の表情の変化は皮革らしい深みをもっています。使い始めてすぐに実感できるほど艶がでやすく色も深みを増していきます。
【Design】
良い皮革を重ね合わせシンプルで素朴な小物を作りました。皮革の特徴を活かし、切れ目のコバは一本一本すべて手磨きを施していますので焼けた様な表情がついています。 外面の2本のステッチは糸の太さ、縫いのピッチを変えています。内側の細く細かいステッチは芯材や裏地などをとめています。外側の太いステッチは皮革のみをまとめています。これにより使い込んでもぼろぼろと芯材や裏地が出てくる事がありません。
スレートは使われてから完成すると言っても良いと思います。意図的にホックのアタリをだしたり、ステッチの色を濃くしたり、薄くしたり使われてからの配慮を施しています。
細工のアタリやカード、小銭のアタリまで楽しんでください。