艶やかに磨かれた皮革 英国らしい紳士的品格を感じさせる静かな貫禄

face -Bridle Leather- ラウンドファスナー 長財布 1LD-0237

植物性タンニンによりじっくりと手間ひまをかけて鞣された本ヌメ革。この原皮を職人が一枚一枚ヘラで革の表面を平らにならし磨き上げて行くことで、この素材特有の滑らかな表情を生み出しています。さらに熟練の手仕事・伝統的手法により、染料や特別にブレンドされたワックスやオイルを丹念に塗り込まれ製造されている皮革です。細やかな機能性と、お札やカード類、パスポートも収まる収納力が魅力です。

今回は、新品のヘーゼルにて全体を見ていきます。
私の手は大きめですが、手の中から少しはみ出す程度のサイズ。
皮革の光沢が美しく、重厚さが手に伝わってきます。

独特の片側蛇腹マチのデザインは大きく開くことで数多く装備されたポケットの見開きが良いです。
内装は植物タンニン鞣しであるバケッタレザーで作られているので、エージングが進むにつれ味わいが深くなります。

収納量が抜群の内装は、中央のマチ付き収納部に一万円札が収納可能で、ファスナー付き小銭入れが付いております。
カード入れ手前の収納スペースを使うことで、お札の種類を扱い分けができてとても便利です。

実際に収納した場合の様子をチェックしてみましょう。

収納する内容は
カード×12枚、コインは五百円玉×3枚、百円玉×5枚、十円玉×5枚、パスポート×1。

コインケースへコインをすべて入れてみました。
広さもあり、コインの枚数がすぐに確認出来るような余裕があります。

メインのカードポケットは片側に6枚。
両側の合計12枚。

中央のマチ付きポケットにパスポートを収納します。
十分な深さがあり、しっかりと収納が出来ます。

全てを収納しました。
更にお札ポケットへお札を収納していくことが出来ます。

コインとカードを全て収納した状態での外見です。
この収納量でもまだまだ十分な余裕があります。

中央のお札ポケットの脇には2段式のポケット。
コインケース脇にも1つのポケットを装備。
領収証やチケットなどの収納に便利です。

両側のメインカード入れの裏側のポケットにもパスポートを収納することが出来ます。

大きく開く片マチ仕様。
反対側は開いているので、カードやお札の出し入れも楽にすることが出来ます。

一般的なサイズであるパンツのポケットに収納してみました。

ビジネス・カジュアルそれぞれのファッションに合わせても、独特の存在感を放ちます。

Bridleとは  
Bit (轡・くつわ/銜・はみ) Headstall (面繋/羈・おもがい) Reins (手綱・たづな) など乗馬の時 馬の頭部に着ける馬具 (馬勒・ばろく)を意味します。  
この『馬勒』を作るために作られた強靭な皮革が 『Bridle Leather・ブライドルレザー』と呼ばれます。  
『bridle Leather・ブライドルレザー』は騎手と馬の意思伝達や 馬を制御・抑制する命綱とも言える道具、馬勒(ブライドル)を作る為に 産み出され、永い間継承されてきた伝統ある皮革です。  
馬具の為に作られた皮革なので性格はまさに質実剛健。 小物や鞄用に作られるオイルヌメ等とは大きく皮革の性質が異なります。 部品の加工や縫製、磨きなどの仕上げまで、ブライドルレザーの性質を 良く理解し、さからわず添うように形を作り上げなくてはなりません。  
イギリス紳士を想わせるこの皮革は、デザインに余分な奔放さを許さず 導く様に形が姿を現したという印象です。  

Bloom (ブルーム)からはじまる若さと強靱・硬質な時期から ブルームが取れ、馴染み、傷つき、ツヤを増し、使い込まれ メンテナンスを繰り返す時間の中でも、その色艶は気品を失わず 静かな貫禄をたたえはじめます。 他とはくらべられない皮革である事は、手放せなくなったその頃に 向かい合える友の様な存在となってしみじみと理解できるでしょう。

関連する記事

Staff review 記事一覧に戻る

Staff review 記事を検索する